真性包茎の高齢化

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包茎とは亀頭部分が露出していない状態を言います。

真性包茎包皮口の狭窄のため、
包皮が容易に反転させて、亀頭を露出できない状態です。

仮性包茎包皮が長いため、
常に 亀頭を覆っているか、
包皮口の狭窄がなく、容易に反転させて亀頭を露出させることができる状態です。

かんとん包茎は、包皮が無理に反転したため、
環状溝の後方で包皮の循環障害浮腫をきたし、元に戻せなくなった状態を言います。

仮性包茎の手術法は

背面切開  ②環状切開  の2スッテプです。

①背面切開をおこない、包皮口の開大によって亀頭を露出させます。

②環状切開をおこない、余剰の包皮があれば、切除をして、亀頭直下に切除ラインをもっていき、縫合します。

20数年前はまでは、20歳代前半までに、真性包茎の悩みは 解決していました。

 最近は、30歳代40歳代の真性包茎の患者が増えている印象があるます。

真性包茎の状態のまま結婚されている男性も、おられます。

真性包茎を放置しますと、恥垢がたまりますし、包皮炎をおこしやすくなります。

 手術で完治するので、勇気をもって受診してください。

包茎手術における高い技術力とは~~

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切らない包茎治療::埋没法の応用

意味のない治療法です!! 語る価値無し!!

切る治療::切除術

① 切除ラインを亀頭直下に設けるか、

② 陰茎根部に切除ラインを設ける

それぞれ一長一短があります。

ほとんどのケースは、亀頭直下の切除ラインがいいでしょう。

陰茎根部の切除ラインの長所としては、包茎小帯完全に残します。

陰茎根部の中央部まで毛が生えている場合、毛切れの予防になるでしょう。

詳しく治療法を説明してもらい、最も適した手術法を選択できる環境(カウンセリング)が大事です。

続く

真皮縫合(通称中縫い)

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糸を表面に出さず、真皮層のみ縫合する埋没縫合です。

最近のテレビ番組で((研修医が真皮縫合の実技コンテストを行った))と放映していました。

真皮縫合は、形成外科医における、縫合法の基本中の基本です。

創縁が完全に合致し、やや隆起した状態になります。

瘢痕開大しやすい四肢や、頸部では、隆起をおおくします。

瘢痕を最小限にめだたなくする、縫合法といえるでしょう。

包茎手術において、真皮縫合を行うかは、CASE by CASEでよろしいでしょう。

続く

高い技術力プラス経過観察が大切です!

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包茎手術(美容整形手術を含む)では、術後の経過観察がきわめて大切です。

瘢痕(はんこん)も術後3か月は硬結があります。

 瘢痕ケロイドも、発生しやすく、術後1年くらいは瘢痕の開大を起こすこともあります。

したがって、術後は一定の期間ごとに定期診療を行い、経過観察を行います。

特に、緊張のかかる部位の屈曲、伸展、を繰り返す部位、たとえば、体のひじ関節、ひざ関節、首などは3か月の固定が瘢痕ケロイドの予防になります。

包茎手術も、傷口の3か月間は、持続的な緊張は控えるべきでしょう。

縫合糸(吸収性縫合糸)と(非吸収性縫合糸)について

縫合糸には2種類があります。

縫合糸の選択は、術者の好みといっていいでしょう。
一般に吸収糸は非吸収糸より組織反応が強いのです。

吸収糸を使用した場合、抜糸の必要がないといっても、2~3週間以内に抜糸をした方が好ましいでしょう。

なぜなら、拡張力を失うのが2~3週間とすれば、
糸を残すメリットはありません。

むしろデメリットとしての強い組織反応による、弊害を除去することになり、硬結の改善にプラスになるでしょう。

記憶に残る症例

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ース1

男性60歳代  下腹部痛と高熱 (内科にて入院治療中)

下腹部は板状硬といって、板のごとく硬い状態です。開腹してみないと、原因は分からない状態で、急性腹症です。

化膿性虫垂炎の破裂による、腹膜炎の、併発をかんがえました。

長時間の手術(2時間以上)も考慮して、麻酔は 硬膜外麻酔を選択しました。

麻酔を管理しながら、一人で、執刀する重圧をひしひしと感じながら(内地では一人で執刀することはありませんでした)

手術開始(開腹)

大量の膿の排出を認め、4~5本のドレーンを挿入して終わりました。

術後、抗生物質を含む、点滴を治療を開始、無事元気に退院しました。

赴任早々、この手術を無事終えたことで、これから、最低5年間は勤め上げることができると、感じたものです。

ース2

女性30歳代 アキレス腱断裂  バーボールの試合中、アタックの際、アキレス腱を切った状態です。

局所麻酔で、アキレス腱を縫合し、ギブス固定で終了。

整形外科を研修しての成果です。

その後、約10例、アキレス腱縫合を、行いました。

ケース3

男性30歳代  熱傷  手の甲

Ⅱ度の深い熱傷で、自然治癒は見込めず、遊離皮膚移植の適応あり。

ドナーサイトは臀部でデルマトームで、採取。

麻酔は硬膜外麻酔です。
手の甲全体の植皮術を行い、タイオーバー法で固定して終了。

手の甲の麻酔は、伝達麻酔です。

自画自賛ですが最高の移植結果でした。

 ケース4

男性40歳代 下腿骨折  隣町の浜頓別国保病院院長からの依頼があり、出張手術です。

プレイトによる骨接合術を行いました。

以後数例の手術依頼がありました。

ケース5 

女性40歳代 大学病院での乳がん手術と、放射線治療後の放射線潰瘍

ベースの血行が不良なので、遊離皮膚移植では生着しません。
前腕の有茎皮弁を作製して、潰瘍部分に移植しました。

3週間後に、有茎皮弁の、切離を行いました。皮弁の生着は大変良好でした。

当時 近くの大きい都市の旭川医大には形成外科はありませんでした。
隣町の患者さんでしたが、大学病院の外科から、中頓別町の外科で治療してもらうように言われたそうです。

一人で麻酔を管理しながら、実力に合った手術しかできないのですが、精神的負担は、相当なものです。

それでも10年間通して研修してきました。

外科、整形外科、形成外科、麻酔科の研修成果をそれなりに、発揮できたと、自負しております。

学生時代からの希望(僻地医療への参加)もかない、微力ながらお役にたてたのではないかと思っています。